デジタルの部屋【落語】

インターネット環境があれば、ご自宅などからパソコンやタブレットなどで楽しめるデジタル資料へのリンク集を作りました。どうぞお楽しみください。

国立国会図書館の歴史的音源は1900~1959年ころのSP盤等をデジタル化した音源です。それらの中からインターネット公開されている落語を集めました。国立国会図書館歴史的音源および再生について、詳しくはこちらをご覧ください。

昭和初期に製作されたSP盤等からデジタル化されているため、ノイズがあります。製作者(レーベル)名に★印のあるものはノイズが強いので、あらかじめご了承ください。
製作者(レーベル)名の下は発売年です。
何代目の演目であるのか国立国会図書館の書誌情報からわかる場合は、演目名の上に示しています。
昭和初期の落語に興味を持たれた方は、青空文庫で公開されている正岡容の作品をご覧ください。

三遊亭金馬

『居酒屋』:男が居酒屋にやってきて、店の小僧を相手に酒を飲み始める。酒の肴を勧められ、あれこれ注文し…。
 
★ビクター
(1930年)
 
居酒屋(一)
 
居酒屋(二)
 
居酒屋(三)
 
居酒屋(四)
キング
(1942年)
 
居酒屋(上)
 
居酒屋(下)
   
『長屋の花見』:貧乏長屋に暮らす住人たちが、大家が呼んでいると聞き、家賃の督促ではないかと思いながら訪れると、大家は季節がいいので花見に行こうと言い出します。
ビクター
(1931年)
三代目
長屋の花見(一)
三代目
長屋の花見(二)
三代目
長屋の花見(三)
三代目
長屋の花見(四)
コロムビア
(1936年)
三代目
長屋の花見(上)
三代目
長屋の花見(下)
   
『孝行糠』:与太郎が親孝行の褒美としてお上から五貫文を貰った。そこで長屋の連中が与太郎に商売をさせようと、「孝行糠」という飴を売らせることに。
ビクター
(1931年)
三代目
孝行糠(一)
三代目
孝行糠(二)
   
『手紙無筆』:読み書きのできない八五郎は伯父から届いた手紙を読んでもらうために兄貴分のところへ。ところが兄貴分も読み書きができず、それを八五郎に知られたくないので…。
コロムビア
(1935年)
三代目
手紙無筆(上)
三代目
手紙無筆(下)
   
『道潅』:八五郎がご隠居のところにやってきて、家の中の絵についてあれこれ尋ねる。屏風に描かれた絵が気になり尋ねると、太田道灌の絵だと言う。その絵の由来を聞いた八五郎は…。
コロムビア
(1936年)
三代目
道潅(上)
三代目
道潅(下)
   

青空文庫 三遊亭金馬(三代目)

桂文治

『義太夫息子』:商家のせがれの幸太郎は家業の仕事もせず、義太夫に夢中。上手いのであればともかく、幸太郎の義太夫は聞くに堪えないもの。
ニッポノホン
(1928年)

義太夫息子(上)

義太夫息子(下)
コロムビア
(1928年)

義太夫息子(上)

義太夫息子(下)

三遊亭円馬

『権助提灯』:ある大家の旦那は妾を囲っていた。よくできた本妻は風の強い晩に妾宅に泊まってやるように旦那に勧める。旦那は妾宅に行ったが、逆に妾は旦那に帰るように促し…。
ビクター
(1928年)

権助提灯(上)

権助提灯(下)
ビクター
 

権助提灯(一)

権助提灯(二)
『三人旅』:足にまめができてしまい、宿場まで馬に乗ることになった。馬子と値段を交渉したり、あれこれ賑やか。そうこうする内に宿場に着き…。
ビクター
(1928年)

三人旅(一)

三人旅(二)
『高砂や』:伊勢屋の若旦那の仲人をすることになった八五郎。ご隠居から仲人はご祝儀に「高砂」を謡わなければと言われ、何とか出だしだけは謡えるようになったが…。
ビクター
 

高砂や(一)

高砂や(二)
ビクター
(1928年)

高砂や(一)

高砂や(二)

立花家花橘

『寿限無』:男の子が生まれ、丈夫で長生きするような名前をつけたいと物知りのご隠居に相談したところ「寿限無、寿限無、五劫のすり切れ、・・・長久命の長助」と長い名前になってしまい…。
★ビクター
(1929年)

寿限無(一)

寿限無(二)

寿限無(三)

寿限無(四)
『お半長』:喧嘩の仲裁をするのが道楽の親父。ある日、聞こえてきた浄瑠璃の稽古の嫁いじめを仲裁に入ると、「京都のことだ」言われ、汽車で京都まで行くが…。
ビクター
(1930年)
二代目
お半長(一)
二代目
お半長(二)
   
『生貝』:貧乏な男が地主の若旦那の婚礼祝いに魚を買って持っていくことに。お返し目当ての女房の入れ知恵だったが、魚は高くて買えず、生貝を買って帰る。それを持って地主のところへ行ったのだが…。
★オリエント
 

生貝(上)

生貝(下)
   

三升家小勝

『清書無筆』:学校で字を習ってきた子どもが父親に清書を見せる。読み書きができない父親は読めるふりをして無理やり読んでみせる。そのうちに子どもにせがまれ…。
ビクター
(1928年)

清書無筆(一)

清書無筆(二)
『二十四孝』:乱暴な男に親孝行させるため、家主が唐土の「二十四孝」の逸話を話して聞かせる。
 
ビクター
(1928年)

二十四孝(一)

二十四孝(二)
『きめんさん』:居候をしている紀伊国屋綿店の若旦那。素人なのに今晴明と名乗り、適当な道具を揃えて易者を始める。
 
★キング
(1931年)

きめんさん(上)

きめんさん(下)
『小粒』:身体が小さく、それをからかわれるのが悔しかった男。大きくなれるように芝山の仁王尊に願をかけた。すると、寝ている枕元に仁王様が現れ…。
★キング
(1931年)

小粒(上)

小粒(下)

桂春団治

『寄合酒』:町内の若い者が寄り集まって飲むことに。酒はあるが肴がない。みんな金がないので材料を苦労して集めたが…。
 
リーガル
(1935年)

寄合酒(一)

寄合酒(二)

寄合酒(三)

寄合酒(四)
オリエント
(1931年)
初代
寄合酒(一)
初代
寄合酒(二)
初代
寄合酒(三)
初代
寄合酒(四)
『近日息子』:普段からぼんやりしている息子。芝居小屋に近日開演とあるのを明日が初日と父親に報告する始末。父親は近日の意味を教え、息子に小言を言うが、それを聞いた息子が…。
オリエント
(1931年)
初代
近日息子(一)
初代
近日息子(二)
初代
近日息子(三)
初代
近日息子(四)
リーガル
(1931年)
 
近日息子(一)
 
近日息子(二)
 
近日息子(三)
 
近日息子(四)
『鼻ねじ(落花狼藉)』:桜の枝を隣家の先生に折られた旦那が小僧に苦情を言いに行かせたが、「塀越に来た枝をどうするかはこちら次第」と開き直られる。何とか仕返しをしたい旦那は番頭に相談し…。
リーガル
(1934年)
 
鼻ねじ(落花狼藉)(一)
 
鼻ねじ(落花狼藉)(二)
 
鼻ねじ(落花狼藉)(三)
 
鼻ねじ(落花狼藉)(四)

青空文庫 『初代桂春団治研究』(正岡容/著)

林家正蔵

『反対車』:男が上野の停車場に行くために人力車に乗った。汚い車でおまけにのろい。途中で威勢のいい若い車屋に乗り換えたのだが…。
キング
(1931年)

反対車(上)

反対車(下)
『無筆の手紙』:読み書きのできない八五郎が伯父から届いた手紙を読んでもらいに兄貴分のところへ。ところが兄貴分も読み書きができず、それを八五郎に知られたくないので…。
キング
(1931年)

無筆の手紙(上)

無筆の手紙(下)
『野ざらし』:八五郎は隣のご隠居に昨夜来ていた若い女のことを尋ねる。するとあれは幽霊だと言う。幽霊でもあんないい女なら来てほしいと思った八五郎は…。
コロムビア
(1930年)

野ざらし(上)

野ざらし(下)
『不精床屋』:不精で口の悪い床屋に、空いているからすぐにやってくれるだろうと客がやってきた。新米の小僧が剃刀をあてることになり…。
★ニッポノホン
(1930年)

不精床屋(上)

不精床屋(下)

三遊亭圓歌

『呼び出し電話』:まだ電話が一般的に普及していなかった時代。電話のある家は間違い電話や呼び出しでお大忙し。
 
キング
(1942年)
二代目
呼び出し電話(上)
二代目
呼び出し電話(下)

柳家小さん

『かぼちゃ売り』:ぶらぶら遊んでばかりいる与太郎がかぼちゃを売ることに。「元値で大きい方が八銭、小さい方が七銭。売るときは上を見ろ」と言われて売りに出たが…。
ヒコーキ
(1932年)

かぼちゃ売り(上)

かぼちゃ売り(下)
リーガル
 
四代目
かぼちゃ売り(上)
四代目
かぼちゃ売り(下)
『廿四孝』:乱暴な男に親孝行させるため、差配人が唐土の「二十四孝」の逸話を話して聞かせるが…。
 
ヒコーキ
(1932年)

廿四孝(上)

廿四孝(下)
リーガル
 
四代目
廿四孝(上)
四代目
廿四孝(下)

笑福亭松鶴

『くしゃみ講釈』:講釈師に仕返しをしたい男から殴り込みを持ち掛けられたが、もっといい方法があると提案。胡椒を燻し、講釈師にくしゃみをさせるというもの。早速、男は胡椒を買いに行くが…。
★ニッポノホン
(1930年)
五代目
くしゃみ講釈(一)
五代目
くしゃみ講釈(二)
五代目
くしゃみ講釈(三)
五代目
くしゃみ講釈(四)

柳亭芝楽

『たぬき』:子どもにいじめられているところを助けてもらった子たぬきが恩返しに男のところへやってきた。男は子たぬきに五円札に化けてもらい…。
リーガル
(1931年)

たぬき(上)

たぬき(下)
ヒコーキ
(1931年)

たぬき(上)

たぬき(下)
『稽古屋』:男が隠居のところへやってきて、女にもてる工夫を尋ねた。顔もよくない、金もないので、芸事を習うことにした男は横町の稽古所へ行く。
リーガル
(1933年)

稽古屋(上)

稽古屋(下)

柳家権太楼

『スピード成金』:貧乏な男の叔父が亡くなった。外国で成功し、その遺産が男に転がり込んだ。遺産整理に外国に行くだの、突然大金持ちになったことを通信社からインタビューを受けたりで…。
リーガル
(1936年)

スピード成金(上)

スピード成金(下)

参考文献
『古典・新作落語事典』(瀧口雅仁/著 丸善出版 2016年刊)
『落語手帖 新版』(矢野誠一/著 講談社 2009年刊)
『落語事典 増補版』(東大落語会/編 青蛙房)